ついカッとなってしまう。
人の目がきになってしまう。
常に不安で迷ってしまう。

そんな悩み事に振り回されていませんか?

今回は仏教の祖であるブッダの思考法について書かれた本を紹介します。

「反応しない練習」 草薙龍瞬 著
副題が「あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な考え方」です。

この本を読めば、悩みなどに反応しないための心構えと方法が解ります。

反応とは、悩みについムダに反応してしまう事です。

私も人の目が気になったり、悪意のない一言に過剰に不安になったりします。
それもブッダの思考からすれば「ムダな反応」です。
それでいつも疲れ果てていました。

ではどうすればムダな反応をしなくて済むのか?

以下の3点です。

    1. 正しい理解をする
    2. 判断をしないこと
    3. 考える基準を持つ

正しい理解をする

ブッダが言う「正しい理解」とは何か?

過去の想い出
今見えている物事、現象
これから先について感じる事

これらを全てありのままを良く見て、受け止める事。
そして将来を信頼する事です。

ではどのようにすれば、ありのままを感じれるのか?

ひとつは「言葉で確認する」方法があります。
今、自分は「疲れている」「怒っている」「不安である」
と今の自分を言葉にしてみることです。

また、体の感覚で認識することもあります。
風が冷たい。暖かい。強い。弱い。

今、に集中して全てを感じ取るのです。
そうすると、そこには過去や未来への不安などないはずです。

これは「瞑想」の基本となると思います。

「今、ここ」を大事にしていくことなのです。

判断をしなこと

「判断」しすぎることが悩む理由につながります。

私も、あの人は気難しい、短気だ、そそっかしい。
などと勝手に「判断」しています。

判断すること、すなわち「決めつける事」で自分自身を苦しめているのです。

そこには「自分が正しい」という思い込みがあります。
そうなると、「周りが悪い」と考えだしてしまいます。
この悪い循環を繰り返していくうちに精神を病んでしまうのでしょうね。

だから何か決めつけようとしたりしたら、
「あ、判断しようとしてる。」
と確認をすることが大事です。

過去の嫌な記憶が今の自分を苦しめる事もよくあります。
あの時~~していたら、、、
そんな記憶に執着してしまい、誤った判断をしてしまう。
そして自分を苦しめる。

早くそこに気づかないといけません。
記憶を理由に怒りたいのかもしれません。

悩み苦しみには、原因と解決法があるのです。

考える基準を持つ

最終的には「人生はこれでいい」と思えれば良いと思います。

そのためには「考える基準」が必要です。

何事も出来事の外に原因を求めてしまいます。
それは自信のなさからかもしれません。

しかし、原因は自分の内側にあります。
苦悩は自分自身で乗り越えるしかない。

つまり基準とは、「自分がどうありたいか?」
をはっきりとすること。

だからこそ、「正しい理解」が必要なのです。
そのためには、何度も行動しては失敗しやり直す。

踏み出しては繰り返す。

この地道な繰り返しなのです。

方法が目的になってしまっては本末転倒です。

自分の考えの基準があってこそ、
目的がはっきりとして、
行動がしやすくなります。

まとめ

最後に、反応しない方法とは何でしょうか?

それは「心の使い方」という事ではないでしょうか?
最近では「マインド」という場合もあります。

周囲から様々な刺激(ストレス)を受けても、
正しい理解をもって対処すれば、
悩みに振り回されてしまうことは少なくなるでしょう。

すなわち、人生にゆとりが出てやりたいことが上手くいく。
自分も相手もHappyになるってことですね。

心の使い方を学ぶのに良いのが「瞑想」かもしれないですね。

瞑想をすると、今ここしかないので不安がなくなります。
最初は雑念が多いと思いますが慣れてくるはずです。

仕事でもプライベートでも常に今ここに生きてこそ人生は充実するのだと思います。

この記事を読まれた方も、是非ブッダの思考法を試されてはいかがでしょうか?
きっと心が軽やかになると思います。

ありがとうございました。

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