コミュニケーションって大事ですよね。

仕事にも私生活にでも。

好きな人ともっと仲良くなりたい。
苦手な人と仕事しなけりゃいけない。

そんなときに大事になってくるのが
「聞く技術」
です。

今回はプロカウンセラーの東山紘久さん著の
「プロカウンセラーの聞く技術」
という本の感想を書いてみたいと思います。

この本を読めば、話を「聞く」ことの本当の意味が解ります。

「聞くこと」は、自分と人とに信頼関係を築く手段です。
それも長い時間をかけて。

私は今まで如何に面白く話せるか?
を考えてきました。
でも特に女性相手(特に恋愛、婚活)では別です。
相手に楽しんでもらえるかが大事になります。

だから話すことより「聞くこと」が大事です。
聞くことで共感が生まれ信頼が生まれます。

私なりに大事だと思ったポイントは以下の5つです。

    1. 自分のことは話さない
    2. 興味の話題は相手を理解するチャンス
    3. その人の心はその人にしか分からない
    4. Listenで聞く Askしない
    5. いま、ここを大事に

自分のことは話さない

「聞き上手は話し上手」とも言います。

聞く側が話してしまったら、話す方は話す機会がなくなってしまいますよね。
簡単な話ですが、これが難しいのです。

原因の一つに自分のことのように受け取ってしまうから。
相手の話は相手のこと。
自分の話しは自分のこと。

ここをはっきり区別しないといけません。
プロカウンセラーはここを訓練されています。

もう一つ。
個人的には「教えたがる」のがあると思います。
話を聞いてて「いや、そうじゃないだろ」と思っちゃいます。
そうなるとアドバイスしたくなりますよね。
特に男性は。

相手はただ話を聞いてほしいだけなのです。
だから先ずは「聞きましょう」。

興味のない話こそ相手を理解するチャンス

これも男性にありがちです。
真正面から話を理解していこうとするのです。

そうするととても疲れます。
ましてや興味のない話はもっと疲れます。

ではプロの方はどう聞くのか?

話題そのものではなく、何故その話をするのか?
そういった背景にあるものに興味のアンテナを張るのです。

なぜこの人はいきなり愚痴り始めたのか?
なぜいきなり世の中がどうだこうだと言い始めたのか?

興味のない話だからこそ、背景に興味を持てますよね。

その人の心は、その人にしか分からない

相談者はカウンセラーに色々話します。

現状の悲惨さや、周囲への愚痴。

今、まさに襲われる!といった幻聴。

それをカウンセラーは「そんなことありませんよ」
と言ってしまっては相手は否定されて気になります。

とにかく「聞く」のです。
そして「相槌」を適度に「そうですね」と答える。

それを時間をかけていくと相手も落ち着いてきます。

「私の思いすごし?」と自覚してくれるまで。

だって本人の辛いことは本人にしかわからないんだから。
それを「そんなことないよ」とか「気にするな」
なんて無責任なことは言えません。

Listenで聞く Askしない

人はつい「アドバイス」しがちです。
相手は話を聞いてほしいのです。

質問ばっかりしていると「詰問」になります。
インタビューみたいになり、話し手と聞き手が逆転してしまいます。

これではお互いの信頼関係は築けません。

だからAsk(質問)しないで、とにかく耳を傾ける(Listen)しましょう。
そうすると「共感」が生まれてきます。

「そうなんだ。」

私もカウンセリングを受けています。
質問で跳ね返されるより、
そうなんだ~って言われる方が嬉しいです。

いま、ここ を大事に

人に相談するときは大抵こんな感じです。
過去を悔やんだり
未来を恐れたり

過去は変えられないし未来はまだ起こっていない。

つまり「いま、ここ」にいないわけです。

いま、ここを意識して話を聞けば相手も落ち着いてきます。
落ち着いたとこでようやくこれからどうすればいいか話せます。

過去や未来にフォーカスしたままでは問題は解決しません。

いま、ここ にいることはある意味不安にもなります。
一人で自分の足で立っている実感がもてますが。
やっぱり怖いです。

それでも「いま、ここ」を意識して考えるのです。
それが「行動すること」です。

カウンセリングはそのようにしてすすんでいくのです。

まとめ

このように「聞く技術」は人と人との信頼関係を築きます。

そしてよりコミュニケーションが容易になります。

そうすれば仕事でも私生活でもより楽に実践できます。

私の場合は婚活でしょうか?
まずは話を「うんうん、そうだね」と聞く。
相手の領域に深入りしないで聞く。

ちょっと失敗談もいれたりして。

みなさんもこの本から学べることはたくさんあります。

まだまだ書き足りませんが、

たいせつな人の話をもっと聞いてあげましょう。

私も今日からそうしていこうと思います。

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