どうも、さんざです!
読書ペースが少し落ちましたが、それでも読書大好きです。
さて、みなさんは歴史は好きですか?
私は古代史が特に好きです。
なぜか?
資料が無く空白になっている時代にロマンを感じるからです。
そんな空白の歴史を斬新な切り口で説明されている面白い本がありました。
「逆説の日本史」 井沢元彦 著
この本を読めば、日本の古代4世紀ごろの空白を知ることが出来ます。
日本史って飛鳥時代以前は良く分ってないんですよね。
古墳はたくさんあるけど、誰の物なのか不明です。
驚いたことに調査することも禁止なのだそうですね。
そうそう、人気漫画のワンピースの空白の100年は、日本の空白の150年を模倣してるとか?
この本を読んで面白かったのは以下の3点です。
1.アマテラスは卑弥呼であり、出雲大社は死んだ人を見張る場所
2.天皇家のルーツは朝鮮半島の百済にある
3.倭国大乱は皆既日食が原因だった!
お堅い人から見ればこの手の本は「トンデモ本」なのでしょう。
私はちょっとオカルトっぽいくらいが好きなので、すいすい読めます。
日本書紀のアマテラスの国譲りの件は、実際にあった天下分け目の戦いだったようです。
アマテラス側が出雲を征服したが、そこの王(オオクニヌシノカミ)を処刑あるいは敗死させたため、祟りを恐れて出雲大社を作って死の国から復活しないかと見張らせた。
で、その見張り役が今の千家一族だとか。
そしてアマテラスこそが「卑弥呼」であると。
つまり邪馬台国が大和朝廷のオリジナルになるのではないか?
いやぁ、おもしろいなぁ。
そして神功皇后による三韓征伐の話しも、古墳を調査禁止にしてるのも、天皇家が朝鮮にルーツがあるのを隠しているためでは?
という推論も面白い。
では整理してみるとこうなる。
・日食により倭国内乱発生
・卑弥呼により内乱は治まるが、再び日食により殺される
~~~ 空白の150年 ~~~
・突如大和朝廷誕生
・継体天皇以降の時代(飛鳥時代へ)
空白の時代は何があったのでしょうか?
著者の推測だと、王朝が何度か交代したということ。
神功皇后の話しも史実通りではなく、権威づけるために勝ったかのように改竄されたということ。
これらをまとめて一つの大河ドラマ作ってほしいな。
邪馬台国から大和朝廷誕生。
そこにあった密室の謎。。。
天下分け目の戦はどのようなものだったのか?
未調査の古墳にある秘密とは何か?
いやぁ、想像するだけで楽しい!
あ、この本は20年以上前の本なのでご注意。
現在ではどういう解釈かは分かりません。
では、みなさんも空白の150年に想いを馳せてみてはいかが?