もし戦争がいきなり起こって急に食糧難になったりしたら。。。
もし仕事や私生活に失敗して無一文になったら。。。
なんていう極限状態に追い込まれたとき、人は何を食うのか?
今回はふと目に留まって買った本を紹介します。
「極限メシ! あの人が生き抜くために食べたもの」 西牟田靖 著
極限状態で食うことの意味を考えさせられる一冊です。
この本は様々な極限状態を経験した方々のインタビューで構成されています。
食うとは、ずばり「生きる」ことです。
私は見た目デブで毎日好きな物ばかり食っていますから、もし戦時中だったら真っ先に餓死してるでしょう。
ですが現代でも世界のあちこちで極限状態が存在するのです。
読んでて思ったポイントは以下の通り。
1.食べ物とは命を殺して食べるもの
2.極限でもコミュニケーション
3.光が無いと正気にはなれない
日本は仏教的な教え方のもと、命の大切さをよく言い聞かされています。
ですが、実際に鶏をおとしたり、飢えをしのぐ経験まではすることもないでしょう。
ですが、極限状態では目の前のウサギ一匹ですらご馳走になるわけですから、
命を食って自分の命を繋いでいくのですよね。
マグロ漁船の話のところで面白いと思ったのは、船の中と言う密閉空間にずっと人がいるとピリピリしてくる。
でも不思議と喧嘩にはならないし、むしろコミュニケーションをどんどん取れるようになるそうですね。
まぁそこはシベリア抑留みたいな死と隣り合わせという環境よりは安心できるからでもあるでしょう。
光って脳の活性化に大事なんです。
セロトニンを増やしたければ、朝日を浴びて軽く運動し朝ごはんを食べる。(樺沢紫苑先生の言葉から)
まず光がなければ気分も闇になってしまいます。
このように人は極限状態だからと言って、銃や刃物を突き付けられた危険な状態でない限り獰猛になることもない。
むしろ理性的になるのではないでしょうか?
外国に行ったら言葉の壁や宗教の壁もあるだろうし。
そんな時に異文化同志のコミュニケーションに役に立つのが「食」だそうです。
だから実際に極限状態になってみよう!っとは言いませんが、もう一度「食う」ことを考えてみようと思いました。
以上です。